第19回
風景の雄大さを上手に表現しよう!
2015.05.11 [秋野 深]
【写真1】
【写真1】では、左手前に人を小さく写すことで、風景の広がりや奥行きを強調しています。
【写真2】
【写真2】は、広い草原というとてもシンプルな情景の中での記念撮影のような写真ですが、人が小さめに写っていることで、雲の広がりや空のスケールが伝わりやすくなっていると思います。また、草原の奥に馬が2頭いますが、あえて馬には近づかずに小さく写すことで草原の奥行きも表現しています。広々としたところで旅仲間と記念撮影をされる時も、たまにはあえて人を大きく写さず、こうして対比によってスケールの大きさを強調してみても面白いでしょう。
風景と一緒に写すものは具体的に大きさをイメージしやすいものであればよいので、人でなくても、例えば、動物や民家や木々でもよいのです。ポイントは、「ポツンと小さく」写すことです!大きく写してしまっては、写真の主役が「広大な風景」とは感じにくくなってしまいます。
雄大な風景を目の前にした時は、「ポツンと小さく写すもの」もぜひ探してみてください。きっと、風景だけを写した写真とは違う印象の写真になって、後から写真を見返したときにも、旅の臨場感と共に、その場の感動をよりリアルに思い出せることでしょう!
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