写真家・秋野深のやさしい旅のフォトレッスン

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第23回
影を上手にいかして撮影してみよう!

夏本番は過ぎたものの、9月に入ってもまだまだ日差しの強い日が続きますね。
曇りの日と天気が良い日では、何より日差しの強さが違いますが、はっきりと暗い影ができることも天気が良い日ならではの特徴です。
影は、日が傾けば、長くなり、時間帯によって伸びる方向も違ってきますので、絶えず変化していることになります。今回は、この影を利用した撮影についてお伝えしたいと思います。天気が良く日差しが強い日には、影をうまくいかした印象的な写真に挑戦してみてください!

■見た目以上に暗く写る影をいかそう!

明るい日向と暗い日陰が写真の中に両方あり、日向の部分が多い場合、写真では日陰の部分が非常に暗く写りがちです。肉眼で見ると、影になっていて少し薄暗い程度でも、写真ではほとんど真っ黒に写ったりすることもあります。
これをうまくいかせるようになると、明るい部分の色を、暗い部分との対比で写真の中でとても際立たせることができます。


【写真1】


【写真1】は、湖畔の木々の間から見える風景を写しています。手前の木々は日陰になっていて、写真ではかなり暗く写っています。ちょうど黒っぽい額縁の中に青空と山と湖を取り込んだようなイメージですね。


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