写真家・秋野深のやさしい旅のフォトレッスン

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第2回
基礎編(2) ワンパターン写真から卒業!

フォトレッスンの連載は、今回から少しずつ具体的な内容に入ります。第4回までは「基礎編」と題して、どんな場面のどんな撮影にも大切な基本について触れていきます。

■いつの間にか、ワンパターンになっていませんか?

「何を撮ってもいつも同じような捉え方になってしまう・・・」
ご自身の写真を見ていて、そんなふうに思ったことはありませんか?

ワンパターンで変化がない写真ばかりになる方はたいてい以下のようなケースに当てはまることが多いようです。
・無意識に撮影しているなかで自分の撮り方のクセが出てしまい、同じような捉え方で撮影し続けてしまう
・「お手本」のような撮り方に固執するあまり、かえって変化がなくなってしまう

そこで、同じような捉え方、同じような雰囲気の写真ばかりにならないようにするために、まずお薦めなのが、同じ場所でも意識してメリハリをつけて撮ってみることです。
旅のなかで何気なく撮っている場合でも、その意識をほんの少し持つだけですぐに写真に変化が出てくるはずです。

■ズームをうまく使って撮り方に変化をつけよう

メリハリ、と言葉で言うのは簡単です。でも、写真に「メリハリをつける」ために、具体的にどうしたらいいのでしょう?
カメラにはいろいろな機能がついていますが、細かい設定の話はちょっと置いておきましょう。まずズームをしっかり使うだけでも、捉え方に変化をつけることは充分できます。
ほとんどのカメラでは写真に写す範囲をズームによって変えられます。より広い範囲を写せるほうが「広角ズーム」で、一部をアップで大きく写せるほうが「望遠ズーム」です。(※どれくらい広い範囲、どれくらいアップで写せるかはレンズによって違いがあります)

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