第10回
夏の青空や雲を美しく撮影しよう!
2014.08.20 [秋野 深]
■迫力ある夏の雲をより立体的に!
入道雲のように存在感の強い雲が多くみられるのも夏の空の特徴です。雲1つない快晴の青空も魅力的ですが、夏らしい迫力ある雲を写真の中で立体的に描写できると、快晴の空にはない奥行きや遠近感が出てきます。
はっきりとした形のないフワフワとした雲でも、わずかな濃淡があれば、より立体的に写すことができます。そのためには、太陽の光が雲に対して真正面や真後ろからではなく、少し斜め横から当たる時間帯、方向の雲を撮影するとよいでしょう。そうすることで、【写真2】のように雲に真っ白な部分と少し影になる部分ができて、立体感が際立ちます。
平面の写真の中にもこうした立体感を感じさせる工夫があると、写真を一目見たときの印象やインパクトも変わってきます。
【写真2】
まずは、太陽の位置を気にしながら青空や雲をまんべんなく見渡して、よく観察してみることから始めてみてください。些細な違いを観察して気づけるようになると、その観察力はそのまま写真の上達につながります!
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