第12回
秋の紅葉の色を鮮やかに表現しよう!
2014.10.14 [秋野 深]
10月に入り、標高の高いところや北国は秋の気配に包まれてきました。蒸し暑さからようやく解放されて、旅行に出かける方もきっと多いことでしょう。
日本全国を見渡すと、紅葉は、寒いところでは9月中に始まり、暖かいところでは12月になっても楽しむことができます。私たちは案外長い間、色とりどりの秋の情景に囲まれているんですね。
今回のレッスンでは、私たちの目を色彩豊かに楽しませてくれる紅葉を、鮮やかに表現するためのポイントをお伝えします。
■立ち位置を変えて、逆光で紅葉を見てみよう!
前々回のレッスン10で、雲にあたる太陽の光について触れました。どんな撮影をする時にも被写体への「光」のあたり方は写真を大きく左右します。
紅葉を撮影するときにも、まずご自身が動いて、様々な角度から色や明るさを観察してみてください。特に着目していただきたいのは、比較的天気がよい時に逆光で見る紅葉の様子です。「逆光」とは、狙っている被写体の向こう側、つまり写真を撮ろうとする方向に太陽がある状態のことです。
逆光になる位置に立ってみると、色づいた薄い葉っぱが太陽の光を透き通し、とても明るく鮮やかに、紅葉が輝いているように見えるはずです。
【写真1】
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