第6回
クルーズはこんなにおもしろい
2011.11.22 [旅の達人集団]
一方、世界中には約300隻以上の外国籍のクルーズ客船が存在します。そしてクルーズ客船は大きく分けて3種類にクラス分けがされています。この「クラス」というのがポイントで、クラスによって船内の雰囲気がだいぶ異なるのです。
カジュアルクラス
代金もリーズナブルで気軽に乗れ、若い方やファミリーを含め幅広い方が楽しめるクラス。2~4,000名の大型船が多く、船内施設やレストランの種類も多い。
プレミアムクラス
食事や船内サービスの質がカジュアルクラスより良くなり、乗客定員数も抑えられ余裕のある船内。お客様の平均年齢は60歳代。船内も「大人の落ち着いた雰囲気」を持つ。
ラグジュアリークラス
いわゆる「豪華客船」。最上級の食事とサービスを提供する。乗客定員数も少なく、ゆったりとしたクルーズライフを味わえる。
また2~3万トンの小型船から10万トン超の大型船まで多岐に亘っており、幅広いラインナップの中から選べるのが外国船の特長です。
外国船というと「言葉が心配」、「食事は大丈夫?」などという声を聞くことがあります。しかし実際に乗船されたお客様の声を聞くとそのような出発前の心配が実は些細なことで、それ以上に楽しく、魅力的な世界が広がっており「実に楽しかった!」と言って帰って来られる方が多いのです。
他にも「服装の準備が大変そう」、「船酔いするのでは?」、「退屈しそう」などクルーズをネガティブに考えている方も多いのですが、実際のところ夕食時のフォーマルのドレスコードはクルーズ中に2~3回程度で服装もダークスーツにネクタイで十分(タキシードがマストではありません!)、大型船が多く揺れる心配もほとんど無く、動くリゾートホテルは遊べる施設が満載で退屈知らずです。
「キャビンによって食事や使える施設に差があるのですか?」これも多い質問です。一部のクルーズ会社ではキャビンによって利用レストランを分けていますが、基本的にはキャビンを一歩出ればレストランやパブリックスペースの利用は平等です。
また「クルーズは高い」とも思われがちです。もちろんラグジュアリークラスなどのクルーズは高いのですが、カジュアルクラスを中心としたクルーズツアーでは日本発着の往復エコノミークラス航空運賃が含まれ、添乗員同行の地中海やカリブ海のクルーズツアーが20万円台から楽しめるのです。
初めてクルーズに行かれたお客様から「なんでもっと早くクルーズに乗らなかったのだろう」と言われることのなんと多いことか!日本船、外国船ともそれぞれの魅力があります。ぜひクルーズの世界に飛び込んでみてください。
(答え) … キール運河。ドイツ北部ユトランド半島の根元にあり、バルト海と北海を結ぶ。
クルーズツアー
http://www.royalroad.jp/cruise/
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