第7回
暮らすように過ごす「ロングステイ」の魅力
2011.12.27 [旅の達人集団]
海外生活で不安なことベスト3
「医療」「治安」「言葉」の3つです。ロングステイ先についても、これらの不安要素が少ない国がやはり滞在人気国となっています。
まず「医療」についてですが、日本と比べて、ロングステイ先の医療面が心配という声をよく聞きます。
医療技術の問題や、医療用語など言葉の問題もありますが、例えばロングステイ先として人気のあるマレーシアなどでは、日本人医師が駐在していますし、医療技術も目を見張るほど進歩しているという状況があります。旅行会社が主催する下見ツアーでは、必ずといっていいほど病院見学がありますので、こうしたツアーに参加して実際の目で見てみるのもよいかもしれません。
次に「治安」の面。日本でも海外でも、「治安がよくない」といわれる都市や場所が必ずあるのは事実です。ただ、事前にしっかりと情報収集を行うことでほとんどのトラブルは避けられますので、セミナーなどを通じて現地滞在されている方などから最新情報を入手されることをおすすめします。
そして「言葉」の問題。ロングステイ人気国は、やはり英語圏が多いのが現状です。しかし、片言の日常会話レベルで十分に海外生活を楽しまれている方も多数いらっしゃいます。滞在しながら語学も学ぶという意識で過ごすのも、ひとつの考えかもしれません。
ロングステイのタイプについて
これまでロングステイといえば、リタイア後の「セカンドライフ」として注目されてきましたが、近年の傾向では、さらに以下のようなタイプに分かれてきているようです。
「家族ロングステイ型」
要介護の家族とともにロングステイし、肉体的、精神的、経済的負担の軽減が目的。
「自己レベルアップ型」
語学力の習得や資格取得など、目的が明確化された形のロングステイ。
「自分の技術を活かす人型」
培ったスキルを奉仕活動などに活かす。
「セカンドライフ型」
第二の人生探し。
「新しい価値の創造型」
異文化に触れることでアイデンティティを見直す。
「リフレッシュ型」
日常から離れ、心身の健康を取り戻す。
(資料:ロングステイ財団)
コメント