第2回
旅のチカラで復興応援 ~今こそ東北へ~
2011.06.28 [旅の達人集団]
長い歴史を有する岩手の南部鉄器、青森の津軽塗、山形鋳物といった工芸品や米沢や津軽の銘酒、米沢藩時代からの家庭的郷土料理である「かてもの」や山形名物のこんにゃく料理を味わっていただくなど、東北には、奥深い歴史と自然に育まれたものとの出会いが待っています。その土地で培われた食や産品、そして、震災があった中でも伝統の灯火を絶やさぬよう努力されている方々との出会いは旅をより豊かに、思い出深いものにしてくれることでしょう。
また、夏は、緑がより一層深まり、渓流の瀬音までもが涼しさを醸しだす奥入瀬渓流といった豊かな自然にも出会えます。さらに、東北を鮮やかに、そして力強く心に刻むねぶたや竿燈などの伝統行事もあります。東北の夏祭りが発するエネルギーは復興に向けた東北の皆さんの強烈な意思とメッセージなのではないかと思います。ぜひ一人でも多くの方に、その熱気をご体感いただきたいです。
過去に夏の東北を訪れたことのある方も多くいらっしゃることでしょう。しかし、今こそふたたび東北を訪れ、そこでの消費を通じて地域経済を活性化すること、すなわち、旅という、バーチャルではなくリアルなコミュニケーションができる行為が有するチカラで東北の皆さんを応援する時ではないでしょうか。
旅行を選ぶ基準(目的地、手段、日数など)は人それぞれに違うものと思いますが、社会貢献をするという基準があってもよいのではないでしょうか。ボランティア活動や寄付だけが復興応援のスタイルではないと思います。また体力的にボランティア活動は厳しいという方も多いかと思います。東北の復興のためにできる範囲のことからはじめたい、そのようなご要望をお持ちの方には、ぜひ東北へのご旅行をお考えいただければと思っています。
JTBロイヤルロード銀座では、そんな思いを胸に、「今こそ、東北へ」というパンフレットを作成いたしました。東北へのご旅行の参考にしていただければ幸いです。
最後に今回の東日本大震災により被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
「今こそ、東北へ」
http://d-stand.jtb.co.jp/fdata/book20836/index.html
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