第17回
2011年度 僕のお気に入りの映画
2012.01.17 [島 敏光]
この中でベスト1を選ぶとすると、
悩むところだが、
「灼熱の魂」
か……。
母親の遺言により、
死んだはずの父親を捜しに出る
姉弟の物語。
シリアスとはったりのバランスが絶妙。
母親役のルブナ・アザバル(写真上)と
娘役のメリッサ・デゾルモ-プーラン
のキリリとした面構えも素晴らしい。
「少女たちの羅針盤」
「この愛のために撃て」
「ミツコ感覚」
は以前にこのコーナーで紹介していますので、
よろしかったら参照してください。
掘り出し物は誘拐エンターテインメントの
「アリス・クリードの失踪」
と、SFファンタジーの
「エンジェル・ウォーズ」。
共に予想を覆す展開が魅力だ。
「プレイ」
は東京国際映画祭で公開されたスウェーデン映画。
犯罪と遊びの間でうごめく子供たちが
どうにもこうにもうす気味悪い。
公開された時は要チェックでっせ。
それ以外の作品をくわしく紹介しているスペースはないので、
気になった人はインターネットなどで検索してみて下さい。
この13本のうち9本が洋画で、
4本が邦画だった。
ここ2~3年、日本映画のクオリティーが
落ちてきていることが悲しい。
ダメ映画が多すぎる。
安っぽいお涙頂戴、笑えないコメディー、
先の読めるドラマはもううんざり。
今年は驚きに満ちた映画を
沢山見たいものだ。
驚いた時はこのコーナーで発表しますよ!
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