荒野のエッセイスト(映画編)

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第30回
黒澤明とセントバーナード

N氏の手紙には
「レオ君の写真には『昭和41年11月』のメモがありますが、
レオ君のジュニアを撮った日は、
残念ながら不明です」
とあり、最後は
「退職後もいろいろな行事にお招きいただき感謝しております。
素人写真ですが何か参考になれば幸いです。
黒澤家の皆様のご多幸をお祈りいたします」
と結んであった。

黒澤監督は自分が写るのはいやでも
愛犬が写真に撮られることは
全くいやがらなかった。
そこでカメラ好きのN氏が撮ったレオの写真に
黒澤監督の姿が紛れ込んだわけだ。
お待たせしました!
その写真の一部をここに紹介しよう。


黒澤明監督とセントバーナードの「レオ」

黒澤ファンにとっては垂涎の的となる
レアなショットではないだろうか……。

壮年時代(おそらく56才)の黒澤明の
サングラスを外した
とろけるような笑顔に注目してもらいたい。

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