荒野のエッセイスト(音楽編)
2012.01.10 [島 敏光]
由紀さおりといえば、 透明感のあるガラス細工のような歌声 という印象が強いが、 年齢なりのやや野太い声になっている。
きっちりとした歌唱力。 ゆるぎない安定感がアルバム全体を支配している。 気負いもてらいもなく、サウンドとしてのインパクトは、それほど強くない。 なぜこんなに売れているのか、その明確な理由は分からないが、 AKB48やKARAだけではなく、このCDが売れる日本は まだ捨てたもんじゃないと、少し安心する。 僕はこれを最強のBGMとして、大切に保管しておくことにした。
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