第8回
映画に愛されたオールディーズ
2011.07.26 [島 敏光]
ある映画プロデューサーから聞いたところによると、
エルヴィスの曲をそのまま流すと、
約10万ドルのお金がかかるとのこと。
これではそう簡単に使えない。
カバーが多いのはそういう理由だ。
なお、2位は「マネー」と「グリーン・オニオン」の2曲。
ともに8本の映画で使用されている。
以下、6本の映画に流れた、「オンリー・ユー」「煙が目にしみる」
「スタンド・バイ・ミー」「トゥッティ・フルッティ」
「火の玉ロック」「リトル・ダーリン」と続く……。
21世紀に入ってからは上記の「スタンド・バイ・ミー」の他、
「この素晴らしき世界」「ライオンはねている」などの
いやし系が台頭している。
僕の調査はオールディーズ中心で、
クラシック、トラディショナルなどは除外されている。
それではあらゆるジャンルの中で
ダントツのBest1は何かというと……。
これまた皆さん、ご存知の曲……。
ただし、BGMとして流れるのではなく、出演者が劇中で歌うのです。
これがヒントです。
さあ、お分かりになりましたか?
その答えは次回のこのコラムでって、セコいことをすんな!
はい、分かってます。
答えは「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」。
もうこの曲は誕生パーティーのシーンでは、
かなりの確率で流れますね。
家族や友人が部屋の電気を消し、
バースデー・ケーキを運びながら、歌うのです。
それはハリウッド映画でも、日本映画でも、
ヨーロッパー映画でも、同じ。
やっぱり世界は音楽でつながっているのです。
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