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第19回
世代別・女性への傾向と対策

■デフレ世代(30代前半)

<傾向>
生まれてこのかた不況の日本しか知らない世代。終身雇用が終焉(しゅうえん)し、就職氷河期も経験してきたこの世代の女性は、社会が頼りにならないことを実感しつつ成長してきましたので、「最初から期待しない」世代です。
地元の仲間や家族など周囲の目に惑わされることなく、100円ショップやファストファッション等で安いが十分使えるモノで満足するなど、「自分が必要なものを効率よく安価で入手すること」に価値を置いて生活している堅実な世代です。

<対策>
自分で快適な環境を粛々と構築する世代ですので、その環境が変わることを嫌います。例えば転勤や部署異動などについては、離職を考えるきっかけになる保守的な世代です。
気に入ったものと気に入った人たち、そして気に入った場所でずっと過ごすことが彼らの幸せのカタチであることが多い為、それを脅かすことに対して強い拒否反応を示します。まずはその範囲を認め、尊重してあげましょう。
友達カップルのような関係性が快適な、オンナ度がやや低めの世代です。

■草食世代(20代後半)

<傾向>
みんな一緒に、人より目立たずに、ということを重視する世代です。KYという言葉の洗礼をうけており、「空気を読む」ことを重要視するところがあります。
穏やかで、いい子で、優しい世代です。
その分、野心や向上心は乏しい面があり、その根底には「人より抜きんでることはKY」という考えがあります。
全員主役、絶対評価、個性尊重で育てられた世代ですが、好きなことに対しては楽しみながら頑張れる世代です。

<対策>
この世代に対しては、不安を喚起したり好きなことを否定しないことです。
「今のままじゃダメ」や「そんなことよりこっちの方がいいよ。」というアドバイスは、聞いてるようで内心強い拒否反応を示しています。
争いごとやもめごとが嫌いなため、反論することが少なく、本音が分かりにくい世代ですから、コミュニケーションする際は好きなことをヒアリングして一緒に共有・共感するといいでしょう。
SNSを人間関係によって使い分けていますので、上司が気軽にフェイスブックの友達申請でもすると、「まいったなぁ」と困ってしまいます。
オンナ度は、団塊の世代やバブル世代のオンナ度が高いママの影響もあり、高めです。

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