第19回
世代別・女性への傾向と対策
2013.05.14 [西澤 史子]
■ゆとり世代(20代前半)
<傾向>
「個性尊重」「ゆとり教育」の洗礼を受けてきたこの世代は、「競争」や「努力」をするよりも「やりたいことをやる」ため、マイペースで穏やか。
また、上下関係や縦社会の洗礼を受けてきていないため、悪気なくストレートな本音を気軽に言います。「だからゆとり世代は…。」と言われがちですが、悪意はなく、教わってこなかっただけですから、会社でビジネスマナーやコミュニケーション方法を一から教わる必要がある世代です。
クレームや叱責に対してもメールで返信したりするため、ちょくちょくひんしゅくをかいますが、オンラインコミュニケーションがメインで育ってきているので仕方がないがないのです。
<対策>
上下関係や縦社会の嫌な面を見てこなかった分、上司や上の世代からの誘いには意外と喜んでくれます。
仲間意識が強く、新しい世界を知るイコール新しい仲間を作るという目的であれば、積極的に動き、SNSなどを使ってグルーピングしながらコミュニティを構築していくことも得意です。
対面や電話などのリアルコミュニケーションは苦手です。この世代とは、まず「仲間」として認めてもらえるかどうかが重要です。
効率や結果を重視するため、プロセス説明や結果のコミットも大切です。
「女性はこうあるべき」的な性差教育は受けておらず、男性も仲間として認められるかどうかを見る傾向があり、オンナ度は高くありません。
いかがでしたでしょうか?
日本の経済状況や教育環境が激変したこの30年間、世代によってかなり特徴が分かれますので、世代の違う女性に対応する際は、ぜひ参考になさってください。
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