第29回
ハラスメントの種類 その2
2015.03.24 [西澤 史子]
今回も前回に続いてハラスメントについて。
人を言葉や行動で傷つけるつもりはなかった、知らなかった、悪意はなかったでは済まされない時代です。どの様な行動がハラスメントに当たるのか前回13の項目に続き、残りの13項目も理解していきましょう。
14. エイジ・ハラスメント
家庭内や会社などで、中高年に対する差別や嫌がらせを指します。
日本では初対面でも年齢を気軽に聞く人が多いのですが、欧米で既婚・未婚のステータスや年齢を初対面で聞く事は失礼に当たる上、仕事の面接では違法となりますので今後日本もそうなっていくかもしれません。
15. シルバー・ハラスメント
60歳以上の高齢者に対するハラスメントのことをいいます。
16. マリッジ・ハラスメント
未婚の女性に対して、「早く結婚しなさい」、「結婚はいつするの?」などの発言はセクハラであり、且つマリッジ・ハラスメントとなります。
17. ドクター・ハラスメント
医療関係者が自分の立場を利用して患者さんや、その家族に対して暴言を吐く、強い態度で出ることが当てはまります。ただ最近ではモンスター・ペイシェントと呼ばれる医療従事者に対して、ひどい態度で悪質なクレームなどをつけてくる患者からの逆ハラスメントもあります。
18. スメル・ハラスメント
きつい体臭や香水などにより、周りの人に不快感を与えるにおい・香りによる嫌がらせをスメル・ハラスメントといいます。
19. エアー・ハラスメント
意図的にその場の雰囲気を悪くする精神的なダメージを与える目的を持ったハラスメントです。
20. ブラッドタイプ・ハラスメント
血液型性格判断による価値観や評価をやたらと押し付ける行為です。血液型に固執する、日本人特有のハラスメントかもしれません。
21. テクノロジー・ハラスメント / テクニカル・ハラスメントともいう
パソコンやネットなどのIT系の技術などに長けた人が、そのような知識のない人に対して、意図的にわからない専門用語で話したり、単純なことも難しいことかのように感じるように説明をしたりする嫌がらせのことをいいます。
22. エレクトロニック・ハラスメント
最先端の技術を駆使し、相手を追跡したり、嫌がらせ、さらにはマインド・コントロールを目的にする場合もあるハラスメントです。身体的危害・精神的ダメージを与える目的で電磁場やマイクロ波などを利用します。目に見えないだけに恐ろしいですね。
23. カラオケ・ハラスメント
歌うのが得意じゃない、好きじゃない人に無理やりカラオケで歌を歌わせることなどをカラオケ・ハラスメントといいます。強制的に曲を入れて歌わせるとカラオケ・ハラスメントとなりますので酔った勢いで2次会カラオケに行った場合、上司の方々は勢いでこんなハラスメントをしないよう注意しましょう。
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