第39回
世代で異なるコミュニケーション Over40 →Under30編
2015.08.31 [西澤 史子]
また、40代以上の世代は、「負ける事は恥」とでも思っているのかと感じる程、負けず嫌いな人が多く、それに加齢が加わるとますますややこしく扱いにくい人になってしまいます。
「暴君」や「裸の王様」状態になってしまっていても、そのややこしさの為誰も何も言えなくなり、周りにたしなめられる人がいなくなります。これらの人達が権力を握ると立派な恐怖政治の完成です。40代以上の世代は上下関係が明確な世界で生きてきたので、長いものに巻かれ上の人の暴言にも耐えるメンタルの強さを持っていますが、多くのハラスメントが問題視される今、30代以下にこの様なコミュニケーションはNGです。
40代以上のポジションを持っている人は特に”実るほど首を垂れる稲穂かな“の精神で謙虚さを忘れないように自分を振り返ることが大切です。
40代以上は「とりあえず」「普通は」「当たり前」などの自分の価値観を主軸に置くフレーズや「~べき」「~して」などの指示的フレーズ等の強い言葉を多く使用します。「私は」「私が」と自己主張も強く、自分の武勇伝や経験談を事例に出すのも得意ですが、30代以下からは「もうそんな時代じゃないのに」と顰蹙を買っている場合が多い為、過去の武勇伝や経験談の事例はほどほどに、「自分たちの時代は~だったけど今はどうなの?」と相手の意見を聞くコミュニケーションを心がけましょう。
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