第61回
察するコミュニケーションと伝える技術②
2016.08.19 [西澤 史子]
プレゼンテーションやスピーチ。苦手だという人が多い話すスキルの二つです。
プレゼンテーションもスピーチも組み立てから表現までポイントを習得すればさほど難しい技術ではないのですが、意識することでぐっと伝わり方が変わる二つのポイントがあります。
それは掴みとシメ、つまりプレゼンテーションやスピーチの導入と結びです。
例えばプレゼンテーションの組み立てにはCREC,PREP,AREAという3つの方法があります。
CREC=
Conclusion(結論) Reason(理由) Evidence(事例) Conclusion(結論)
PREP=
Point(要点) Reason(理由) Evidence(事例)Point(要点)
AREA=
Assertion (主張) Reason(理由) Evidence(事例)OR Example(事例) Assertion (主張)
それぞれ掴みとシメは同じ内容で挟むことで結論や要点、主張という最も重要な点を聴衆へ印象付けます。
例えばテレビ通販で使われているプレゼンテーションはCRECで構成されています。
私が以前テレビ通販で紹介していた商品のプレゼンテーションを例に説明してみましょう。
Conclusion(結論)
Xラインボディを目指して開発されたダイエットサポートサプリメント、それがこの〇〇です。
Reason(理由)
この○○には脂肪と相性が良い茶カテキンがしっかり配合されています。
○○3粒で緑茶128杯分の茶カテキンが配合されているからこそ、脂っこい食事や外食が多い人にお勧めなんです。
Evidence(事例)
実際にメリハリXラインの芸能人やモデルの間で大人気です。
それではこの○○を愛用している女優の〇〇さんのインタビューをご覧ください。
Conclusion(結論)
Xラインボディを目指して開発されたダイエットサポートサプリメント、それがこの〇〇です。
この様にプレゼンテーションは導入である掴みと結論のシメを同じ内容でサンドイッチするだけで、伝わる力が上がります。スピーチについても基本は同じです。
この際、「~と思います。」や「~ではないでしょうか。」の様に言葉の力を弱める言い方を極力避け、「~です。」と言い切って下さい。
自信のない言葉は人に伝わりません。
プレゼンテーションやスピーチでは力強く、言い切る事とポイントとなる結論、要点、主張を最初と最後に2回入れることで伝わる力を格段にあげる事が出来ますので試してみて下さい。
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