第1回
オリンピック・プレゼンテーションに学ぶノンバーバルコミュニケーション
2013.09.25 [西澤 史子]
滝川さんは、笑顔、ジェスチャー、間等のノンバーバル・コミュニケーションテクニックを絶妙に使いこなし、会場にいる人だけでなく視聴者をしっかり惹きつけていました。
特に、あの「おもてなし」を発音する際のスピード、笑顔、両手をゆっくり合わせたジェスチャー、お辞儀すべてが完璧なハーモニーとなり、東洋の神秘的な美しさを完璧なまでに表現していました。さすが、夜の10時に斜め笑顔でオジサマたちを虜にしてきた実力は世界基準になるのだと、実感した瞬間です。
対し、安倍首相のプレゼンテーションは、強い自信と熱意を感じる口調でありつつ、笑顔が圧倒的に少ないこれぞ日本のプレゼンという代表的なスタイルです。内容は解りやすく、熱意も伝わり、福島原発に関する質問もきちんと数字的な根拠を示して証明してみせ、さすがでした。しかしながら、日本の男性はグローバルに活躍するには、笑顔、ジェスチャー、間、視線などのノンバーバル・コミュニケーションテクニックは磨く必要があるなと感じた事は事実。
特に笑顔ははにかんだ笑顔から歯が見える笑顔まで、さまざまなバリエーションを持てる様普段から練習してみましょう。
普段笑顔を作っていない人が作ろうとしても口角が上がりません。
口角が上がらない笑顔は人に違和感を与えてしまうので、印象でマイナスになります。
プレゼンテーションだけでなく、エグゼクティブや企業のトップに近づけば近づく程、人前で話すというシーンが増えていきます。その時に笑顔を作ろうと思っても、すっかり退化した表情筋はなかなか機能しませんので、今のうちに毎朝、毎晩鏡の前で笑顔の練習をすることを男性におススメさせていただきます。
いや、ホントにノンバーバル・コミュニケーションってホントに重要なんだと改めて実感しました。
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