第25回
コミュニケーションは実践×知識で向上 その2
2015.01.27 [西澤 史子]
今回は前回に引き続きコミュニケーション力向上のポイントについて。
前回「知識」の習得について説明しましたが、今回は「実践」について。
コミュニケーション力はこのタイトルにある通り、実践×知識の相乗です。
知識だけ習得しても実践の数を踏まない限り、自分のスタイルになりません。自分のスタイルにならないと、自らの力にならず知識だけが先行してしまいます。
私もコミュニケーション関係のセミナーや研修を積極的に受講する様にしていますが、セミナー講師の方にはこの知識の量は多くとも、本人のコミュニケーション力がいささか「?」という方が少なくありません。講師本人のコミュニケーション力に疑問があるのはさすがにいかがなものかと疑問を感じつつ、批判的な視点にならない様極力自制します。
少し話がずれてしまいましたが、コミュニケーションの実践とは一言で言うと場数です。場と数を経験することです。
例えば社内や取引先、そして家族と古い友人位しかコミュニケーションをしていないという場合、コミュニケーションの場数としては足りません。年齢、立場、性別、職業、国籍が違う人と出会い、話す。これはストレスを伴うことでしょう。だからこそ、そのような場所に出かけ、コミュニケーションの場数を増やしてみましょう。
年齢を重ねると、好きや得意より嫌いや苦手が増えていきます。そしてその嫌い、苦手を避ける様になります。ただ、コミュニケーション力を上げようとするならば、その嫌い、苦手な人とも敢えて接する事がコミュニケーション力の向上なのです。
私も積極的に色々な交流会、イベントやパーティに出席する様にしていますが、この際に出来る限り一人で出席する様にしています。一人で参加する前はいつも不安ですが、同じ位期待も伴います。そして交流会やイベント、パーティに行きたいかというと、実はそうでもありません。
ただ、参加すると新しい出会いがあり、魅力的な人や尊敬できる人に出会え、勉強になる情報や知識を学べます。そして、さまざまな人と接すると苦手な人が減っていきます。もちろん、苦手なタイプはいますが、コミュニケーション力が付くとそれらの人ともそれなりに対応できる様になります。
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