第3回
〜一期一会〜 富山編 心温まるもてなし、
富山の天ぷらといえば「天米」(てんよね)
2011.05.10 [藤井 寛子]
席に案内しながら、天ぷらを揚げながら、テーブルに並べながら、その時々の客との対話を大切にしている。「語らいや、お近づき、歩み寄りから満足や不満を教えていただくのです。」と、その時間の共有が、気持ちを新たなステップに繋げているという。
ハードが整っていてもソフト面を一番重要視する今、まさに「天米」が代々語り継がれるのはそれであろう。なんとも、低姿勢なこの心掛けが店主と女将の二人三脚を物語っている。また、7ヶ国語に翻訳された「天ぷらのワンポイントアドバイス」が置かれているのも、「新たなステップアップ」ということに繋がっているのだろう。
「記念にお二人の写真を撮らせて下さい。」のリクエストにも快く応えてくれた。店主と女将の朗らかな笑顔とそっと自然により添う二人。温かい…。そんなもてなしと美味しい天ぷらで大満足の私達は次の目的地、「リバーリトリート雅樂倶」へと車を走らせた。
●天ぷらの店「天米 県庁前店」
http://tenyone.jp
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