第27回
日本の「衣替え」
2012.07.24 [藤井 寛子]
衣類だけではなく、住まいの衣替えにも、昔からさまざまな工夫がされてきました。これから迎える暑い夏に備えて、風通しを良くして、見た目も涼しげにする…そんな工夫がいくつかあります。
葦戸(よしど)、花ござ、蚊やり、うちわ、夏座布団、風鈴、すだれ、蚊帳、夏のれんなど。 どれも「涼」を演出するための道具ですが、現代の暮らしにはミスマッチなものも、ちらほらありますね。
でも、カーテン、クッション、テーブルクロスなどを涼しげな物に替えたり、食器も陶器からガラス製の物に替えたりすると、暮らし全体が夏の装いになります。
なお、冒頭でご紹介した男性が持っていたカゴについてですが、藤のもの以外に、クラフトテープや紙テープで編み上げられたバッグなどもあります。
インターネットの通販などでも取り扱っているようですし、手作りもできるようです。
軽くて丈夫で、着る物を選ばないので、男性のみなさまもぜひどうぞ。
さて皆さんは、ほかにどんな「涼」を感じさせる「和GOODS」をご存じですか?
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