それから、「心づけ」について。
現在ではほとんどの宿で「サービス料」が請求金額に含まれています。また、日本ではチップを渡す習慣がないため、基本的に「心づけ」は渡さなくてもよいとされていますが、以下の場合は「気持ち」として渡すことをお勧めします。

・宿側に特別なお願いをするとき(例:介添えが必要な場合や、時間外に食事を頼んだときなど)
・宿側に迷惑をかけたとき(例:備品を壊したり汚したりした場合など)

これらの場合は、お礼やおわびの気持ちを込めて3千円ほどをポチ袋に入れて渡すと良いでしょう。渡すときは、男女で宿泊した場合は女性が渡すようにします。女性同士の場合は、年上の方が渡すと良いでしょう。

次回は、「和室での心得」と「部屋の後始末」についてご紹介します。