第3回
入園・入学式にふさわしい装い
2013.04.09 [藤井 寛子]
■お返しの仕方
身内のお祝いであれば、特にお返しをする必要はありませんが、できれば子ども本人からお礼を言わせるようにしましょう。
身内であってもお返しをした方が良いと思われる場合は、「内祝い」と表書きをします。
また、頂いたお祝いの3分の1から2分の1程度の額の品を贈るとよいでしょう。
■服装のマナー
<子ども>
子どもたちも気が引き締まるように、フォーマルな装いをさせることをお勧めします。
百貨店へ行くと専門コーナーが設けられているので、その中から選ぶのも一つです。
女の子に見られがちなのは、場違いの服です。ピンクや白のフリフリしたドレスなど華美なものは避け、紺やグレーなどの落ち着いたアンサンブルやブレザーが一般的です。
男女とも、制服が指定されている場合は制服を着用します。
<大人>
父親はダークスーツ。母親はシンプルなワンピースかスーツをお勧めします。
和装を選ぶ際は、一つ紋付の色無地(※1)の訪問着(※)が良いでしょう。
いずれも、落ち着いた雰囲気の品格ある装いで、化粧・アクセサリーも控えめにします。
(※1)色無地…慶弔両用の準礼装になる多機能な一色染め。一つ紋は略礼装。
(※2)訪問着…おしゃれな準礼装の社交着。色留袖の次にフォーマルな着物。
さて、準備は整いましたか?
家族で温かく、子どもたちの社会生活への第一歩を見守ってあげましょう。
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