第1回
「日本語ボランティア」に参加する 入門編
2012.02.07 [村上 充]
外国人の友だちを作りたい、ボランティアで社会貢献したい、将来は海外で働いてみたいなんて、考えたことありませんか。こうした新しい世界への扉は、皆さんの「日本語」で開くことができるんです。この連載では、「日本語」を使って、日本語ボランティアに参加したり、日本語教師として国内外で活躍するための道をご案内していきます。
それでは、早速ですが、ひとつクイズを出してみます。
Q 日本に暮らしている外国人の数を、下記から選んでください。
① 約42万人 ② 約213万人 ③ 約365万人
いかがでしょうか? ヒントを出すと、都道府県の中では長野県の人口に一番近い人数となります。法務省の調査(*1)によると、① 約42万人は、東京都の外国人登録者数、次の② 約213万人が正解となります。ちなみに、③ 約365万人は、海外で日本語を学んでいる外国人の数(*2)となります。1990年末の外国人登録者数が約108万人だったので、20年間で約2倍となっています。「外国人の姿、街中でよく見かけるようになったなあ」と感じるのも当然のことですよね。今、少子高齢化が進んでいく中、外国人をより積極的に受け入れて、日本で働いてもらおうというのが、国の方針です。
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