第2回
「日本語ボランティア」に参加する 実践編
2012.03.06 [村上 充]
さて、前回は、「日本語ボランティア教室」の探し方まで、説明しました。「よし、じゃあ、日本語ボランティアなるものに参加してみようか」と思った方へ、長く、楽しく、続けるためのヒントを5つお送りします。
①自分のできる範囲で行うこと
「自分はいいことをしようとしているのだから」と考えて、ついつい無理な日程を組んだり、大変な役割を引き受けたりしがちです。しかし、長く続けていくためには、気持ちと時間にゆとりを持って参加することが大切です。いきなり急発進するよりも、まずは、慣らし運転から始めていきましょう。
② 日本語教育を理解すること
私たちが学校で学んできた「国語」と、外国人が第二言語として学ぶ「日本語」は、別物です。会話を楽しみに来た学習者に、小学校の国語の教科書やドリルをやろうと言っても、効果もでませんし、やる気も大いに削いでしまう結果になります。「日本語教育」については、この連載でも説明していきますが、まずは、ボランティアの先輩スタッフの説明をよく聞いて、少しずつ理解を深めていきましょう。
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