外国人に日本語を教えてみませんか!

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第5回
海外で日本語を教えてみませんか? 〈入門編〉

人生一度は、日本を飛び出して、異国の地で働いてみたいなあ。そういった思いを抱いたこと、ありませんか? 一般的に、海外で働くルートと言えば、企業や団体などから駐在員として派遣されたり、特殊技能などを認められ、現地の会社に採用されたり、といった道があります。しかし、駐在員に選出されるためには、そもそも海外展開している会社に属して、さらに社内で適材であると認められなければなりません。また、現地の会社に直接雇用されるためにも、その国に貢献する知識・技能などを有していると証明し、公式に認められなければ、ビザは発行されません。海外で働くための道のりは、決して大きく開かれたものではないのです。

それでも、異文化の中に身を置き、毎日、刺激を受けながら働いてみたいのであれば、海外で日本語を教えるという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。国際交流基金の発表した「2009年海外日本語教育機関調査」によると、海外の学習機関で日本語を学んでいる学習者の数は、133カ国で約365万人に達しています。また、海外の日本語教師の数は、約5万人ですが、そのうち約1万4000人が日本人日本語教師です。学習者数の増加とともに、日本人日本語教師へのニーズはさらに高まっていくと予想されています。

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