知って損はない、働き続けるための心がけ

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第7回
より確固たるポジションを築くために

縁の下の力持ちになる

もう1つは、働き盛りの若者をサポートするという考え方です。事務系の派遣社員が担当するような業務いえばわかりやすいでしょうか。
昨今、派遣社員もなるべく少人数にして業務効率を上げようとする企業が多くなってきています。そうした状況の中、ベテラン社員がサポート業務を一手に引き受けてくれるということは、会社にとってはありがたいことです(派遣社員にとっては嫌な話ですが)。
ただし、派遣社員と同じ働きぶりであれば、派遣社員の方がすべての面において好ましいので負けてしまいますし、後輩たちの仕事を奪うようなことをすれば嫌われてしまいますので、気をつけましょう。

例えば、人がやりたがらないことを部署の別なく率先してやる。顧客を持っている場合でも、自分を前に出さず、後任とこまめに情報交換しながら引き継いでいく。情報がどこの誰のところに転がっているのかしっかり把握し、組織内外のネットワークを生かしつつさまざまな社員のサポートをする。
このように上手に動けば、後輩からはありがたがられ、顧客との関係はつなげられ、会社には重宝がられ、より確固としたポジションを築いていけることでしょう。

さて、これまでは定年退職を意識し始めるころに考えられる次のステップについて述べてきましたが、次回からは少し話を変え、定年退職後の起業について述べていきたいと思います。

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