江戸の名残を歩く

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第34回
隅田川で吉原での首尾を語り合う

鳥居
鳥居
蔵前神社

蔵前橋通りから江戸通りに戻ります。さらに北に向かって歩くと春日通りに突き当たりますが、その手前に蔵前神社があります。5代将軍徳川綱吉の時、元禄6年(1693)に京都の男山石清水八幡宮が勧請されて誕生した神社です。

蔵前神社と相撲関係者の名前蔵前神社と相撲関係者の名前

蔵前神社の周りでは、数多くの相撲関係者の名前を見ることができます。江戸の頃、この境内で勧進相撲が開催された歴史があるからです。その回数は23回にも及びました。
寺社の境内で行われるイベントとして相撲は定番でしたが、なかでも本所の回向院、深川の富岡八幡宮と並んで、蔵前神社の勧進相撲はその三大拠点でもありました。
蔵前は、江戸っ子が娯楽を楽しむ一大拠点としての顔も持っていたのです。

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