人はなぜ『道』を探すのか?庭道への道

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第10回
無垢(むく)人と龍は昇り、無碍(むげ)の光がさしこむ

「こ・ら・え・よ」この言葉、昨年から大変聞き苦しい言葉であるけんど、今からはこの言葉こそが日本人を救い「無碍(むげ)の光」(お釈迦様の光のように遮ることのできないもの)が必ず見えてくることじゃろう。また資源の無いこの国は樹木に頼り、有効に活用し、再生可能な資源を目指すしかないじゃろう。
「樹木は決して裏切らない!」僕は樹木の成長が大好きな樹木ファンの1人である。日本は木に支えられ、木に包まれ、木に守られ、そして木を祭り、木に頼り、木に学んできた。この島国、時代のどこかで道を間違えたみたいだね。本モノを探す時代に到来してきたね。良いことだね~。「インチキ」にはもう厳しい時代がくるがね。産業の革命は自由で便利なことだけど、「知恵」がなくなってしまうがよ。「目」と「耳」と「心」で何かを感じ、足元を整理整頓して歩むといいのかもね。原発で汚染された緑や樹木は何もいわずただただ放射能を浴びながらでも一生懸命生き育っている。なんだか悔しいかね~。でも「生きんといかん!天を恨まず生きんといかん!心の龍と一緒に生きんといかん!」今年から時代が大きく変わる年でもある。財政が厳しくなるのは間違いないじゃろう・・・。腹立つことたくさんあるけど樹木のように「こ・ら・え・て」一緒に生き抜きましょうね。必ず春がくるよ!

節分の翌日、2月4日になればもう二十四節気晩冬の立春(りっしゅん)である。「そう春が来る」。この日以降初めて吹く南寄りの強風を「春一番」といい、2回目を「春二番」、3回目を「春三番」という。旧暦では立春は1年の始まりです。マンサク・エリカ・オウバイの開花が見られます。そして寒肥え(寒中に農作物や庭木に施す肥料)の時期でもあります。そして雨水(うすい)に入ってゆきます。春はもう近い。春分まで寒暖の差が厳しくなって参ります。暖房器具にあまり依存することなく、たまには外へ出て冬から春への移り変わりを感じるのもよかがよ。

皆さんの「心の龍」もきっと一緒に耐えていて、一緒に春を待っている。

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