第17回
植物と東洋医学
2012.08.07 [田中 造景]
台風といえば、近年は温暖化などの影響もあり、台風も来たり来なかったり、また時期外れに台風が来たりと、おかしくなってきとるね。大雨も多く、九州地方ではザァーザァーザァーザァーと強い勢いで地面をたたきつけるような雨が降る。大雨によって土砂が崩れ、川が氾濫(はんらん)したかと思えば、日照りや冷夏といった異常現象が追い打ちをかける。辛いものです。ついでに社会や国、世界までもが狂い始めてきとる。
庭道「緑の学校」(新宿御苑)
やっぱり人間と自然界って、似てるよね。意外とちゃんとつながっとるんやね。
天・人・地
海と山、天と地、月と太陽、緑と人間などといったように、全てのバランスが大切な生命力を生み出しているんだね。木や植物も同様に、光、水、風、共にバランスをとりながら生きている。
新宿と共存 樹齢百年以上のスズカケの木
自然は何にも言わんけど、ちゃんと周りと共存しながら生きている。見えない根っこでバランスをとりながら生き抜いている。バランス、これ大事ね。車などのメカも同じく、一部分が傷めば、ほかの部分にも負担がかかり、次々と故障していくことが多い。これもバランスが狂っていくからである。
自然もメカも、人間の身体や精神も、バランスや順序を間違えたり、勘違いしたりしただけで狂いがきて、ガタガタガタガタと「ガタ」がくる。
特に人間は、無理をしたり、暴飲暴食をしたりしていると、必ず後々「ガタ」がくる。体の「ガタ」は、肝機能の低下から始まると言われておるがな。
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