このように、庭木の手入れとは庭木を順調に生育させたり剪定するだけではないんじゃよ。
つまり、状況によって目指す方向が違うわけです。
なお、害虫防除管理や肥培管理、さらに除草や灌水(かんすい=水やりをすること)なども庭木の管理に含まれるがよ。

手入れの目的がどこにあるかを瞬時に察知し、その時々でなすべき作業を的確に判断することは、手入れ作業に携わる者が最初に直面する重要な課題じゃー。

五感と心で植物たちと真剣な気持ちで対峙して、初めて本当の「庭木の手入れ」ができるんじゃよ。

よその庭木や芝生を見て「キレイでいいな、羨ましいな」と感じても、自宅の庭木や芝生と比べず、それはそれで愛情を込めて手入れをしてやりましょう。
自分についても、他人と比べて劣等感を持つのではなく、自分自身をちゃんと愛し、きちんと手入れをしてあげれば、美しい人生が送れるじゃろう。
ぼくは、そう信じとる。