お取り寄せからみたニッポン

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第8回
茨城県・個性を尊重する多彩な笠間焼

一度は訪れてみたい焼き物の里

ネットでこうした陶芸家の作品を購入することもできる。買った陶器が気に入ったなら、一度は笠間を訪れてみるのも楽しそうだ。焼き物の里として、笠間市内にはたくさんのギャラリーや販売店があり、散歩しながらそうした作品を楽しめる。 JR水戸線の笠間駅近くの『やきもの通り』には、江戸時代から続く老舗の窯元や、陶芸作品を販売する「笠間焼き窯元共販センター」などもある。日常生活に潤いを与えてくれる手ごろなカップや皿から、不思議なオブジェまでさまざまな陶器に出会えるだろう。

前述した二つの祭りもオススメだ。11月3日に開催される『匠のまつり』は「笠間芸術の森公園」で行われる。収穫祭のような要素もあり、焼き物だけでなく農作物や木工製品、石材などの地場産品が集合する。食卓で使われる陶器が多い笠間焼らしく、テーブル・コーディネート展などのイベントも行われるという。
一方、第30回を重ねた『陶炎祭(ひまつり)』は、毎年ゴールデンウィークに開催される陶器市。イベント広場に多数の陶芸家や窯元、販売店が出店して展示即売会を行うという一大陶器祭りだ。この二つに限らず、笠間ではさまざまな陶器市が開催されているので、HPなどで情報をチェックして欲しい。

なにしろ、たくさんの作家や陶芸家と直接触れ合えるこうしたイベントは、笠間らしい自由闊達な気風があってこそ。花器や食器といった器の範ちゅうに納まらない魅力的なアート陶器や、これから人気が高まりそうな陶芸家を発見する楽しみもある場でもあるのだから。

●笠間焼協同組合
http://www.kasamayaki.or.jp/

●ネットde笠間焼
http://www.kasamayaki.net/

●笠間工芸の丘
リンク集のページで、笠間焼作家・工芸作家を紹介
http://www.kasama-crafthills.co.jp/

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