第1回
なぜ食育に興味を持ったか?
2011.04.19 [玉利 かおる]
その後、私は、40歳で結婚し、子供に恵まれました。子供が2歳になるまでは、夜も寝られない、外出もほとんどできないと自由がなかったうえに、仕事をする私にとって、子供と過ごす大切な時間を作るのは大変でした。そこで、食事を作る時間も子供を引き込んで、楽しく過ごそうと考えました。まずは、キッズインザキッチン!包丁を持たせ、フライパンで一緒に料理をしました。まだ子供は2歳でしたが、きちんとついていてあげて、ちゃんと切れる包丁を持たせました。
また、旬の食材の美味しさ、燃えている火は青いなど、料理に関係することも教えていきました。できることからやってみる!をモットーにママの食育!を実践することにしたのです。
そんな中、偶然にもBSで放送される食育番組に親子出演するお話を頂いたのです。ここでエコ・クッキングを行う東京ガスさんとの出会いがありました。この出会いがきっかけで、食育インストラクターと東京ガスのエコ・クッキングナビゲーターの資格をとりました。その後、養成講座のお手伝いをさせて頂く中、「レッツショクイク」の服部先生とお会いする機会が増え、急速に食育に引き込まれていったのです。
かねてより、ライフワークのテーマを模索していた私は、本気で関わろうと思うテーマに出会えたのです。これに出会えるきっかけを与えてくれた子供に感謝しています。
その子供は、今、もう6歳で、勉強より料理が好きです。余談ですが、お絵かき教室でカレーの絵を描いた時、私が、前に教えた火の色を覚えており、ガスの色を途中で、赤から青に塗り替えていました。楽しみつつ学んでくれていたことがわかり、嬉しかったです。この絵は今も大切にとってあります!!
現在、少子化対策ということで、社会的に、いろいろ策を練っていますが、本当にママ達が楽しい子育てができる社会になれば、もっと子供は増えてくると思います。そんな思いもあり、今年に入って、今のママ達に楽しい子育てについて、提言していくつもりで食キッズネットワークを立ち上げました。
子供と楽しむことから始まったのですが、今は、ママ達が楽しむようになってきています。これから、大事にゆっくり育てていきたいと考えています。
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