第6回
ワクワクドキドキ!初「親子キャンプ」
2011.09.20 [玉利 かおる]
さて、シュラフにもぐり込んだものの、私の目は冴え冴え。寒いし、寝心地も良いとは言えず、暗闇の中でとりとめもないことをあれこれ考えていたら、夜中の3時過ぎにぽつぽつと雨が降ってきました。
「雨が激しくなったらどうしよう?雷が鳴ったら?まず子どもたちを避難させて、それから…」
などと「悪い事態」を想像しながら、じっと外の様子をうかがっていましたが、幸い雨は徐々に小降りに。夜が明けるころには、小鳥のさえずりが聞こえるまでになっていました。
ようやく睡魔が襲ってきたのは、5時半ごろ。うとうとしていると、早起きの子どもたちの元気な足音とにぎやかな声が聞こえてきました。
寝ぼけ眼のままテントの隙間から外をのぞくと、楽しそうにはしゃぎ回る子どもたちのまぶしい姿が。疲れと寝不足でぼんやりしつつも、幸せな光景に心が満たされました。
この体験を夏休みの絵日記にしたお子さんもいらっしゃいましたし、お友だちと野菜をとって料理できたのが楽しかったと直接伝えてくれたお子さんもいらっしゃり、しみじみキャンプをしたかいがあったと思いました。
しかし、キャンプというものは、机上で立てたプラン通りにはいかないものだということも、つくづく実感。
今後キャンプを計画する時は、自然が豊かでありつつ、子どもたちが十分に見渡せ、なるべく危ない所がない場所を選びたいのはもちろん、テント以外に簡易宿泊施設も視野に入れて検討しようと思いました。今回は小雨で済んだから良かったものの、もしテントで寝ている間に大雨が降ったら、小さい子どもたちを混乱させ、危険にさらしてしまうかもしれないですからね。
また、参加者の人数と引率するスタッフの人数についても、より安全性を高めるために、見直したいと思いました。万が一への備えは、「備えすぎ」くらいでちょうど良いのでしょう。
私自身もワクワクドキドキした、初「親子キャンプ」。
今後、有意義なイベント企画を練っていく上で、とっても貴重な体験となりました。
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