その他、女性に嬉しい効果もあります。私たちが機内で働いていると、到着前に開封した飲み物を上空で処分しなければなりません。それはソフトドリンクも、保存できないシャンパンやワインも同様です。国際線のファーストクラスを担当すると、シャンパンが余ることが多いです。もったいないと思いますが、もちろん乗務中に飲むことは厳禁です。そんな時私たちはシャンパンをあることに使用します。それは…、手を洗うのです。贅沢なお話ですよね。シャンパン風呂を提供しているエステサロンもあるくらい、シャンパンは、美白・保湿にも優れているそうです。

最後に、私がお勧めするシャンパンとのマリアージュについてお話したいと思います。それは、お寿司です。もともとマリアージュとは、食事とお酒の組み合わせですが、食材よりお酒が勝ってはいけないと私は考えています。シャンパンの程よい酸味がレモンのような役割をし、白身のお魚や貝にはとてもよく合うのです。以前、銀座の某有名すし店で、料理人の道場六三郎さんとご一緒する機会がありました。その際、驚いたことに和の鉄人が「お寿司にはシャンパンがよく合うね」と言いながら、シャンパンのグラスを傾けていたのです。その時、私はまだワインに関して詳しくなかったのですが、今になってその意味が分かった気がします。お寿司には日本酒という方もこの機会に一度シャンパンとのマリアージュを試されてみてはいかがでしょうか?