今さら聞けないワインの話

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第2回
ロゼワイン

昨年、夏にパリに行った際、ワインショップやデパート、カフェなどで多くのロゼワインを目にしました。夏という季節柄もありますが、フランス国内で、ロゼワインの消費が増え、ロゼワインが白ワインの消費を上回っているという噂は本当だと確信しました。ロゼワインは、フランス国内のワイン消費量の20パーセントを超えていると見られ、5本に1本の割合で飲まれていることになります。大量生産の安酒というイメージがありましたが、産地や作り方、品種によって異なる多彩な表情があり、ファッショナブルな飲み物として見られるようになってきたようです。華やかで美しい色合い、豊かな果実味や繊細な花の香りが象徴のロゼワインとのマリアージュ(合うお料理)は和食やお魚料理などです。この時季であれば、たけのこや鮮魚、木の芽などを使ったお料理もいいでしょう。お食事の邪魔をしないため、素材を生かしたものに合わせやすいと思います。また、ロゼ・シャンパーニュには、イチゴやリンゴを使った大人の味のデザートと合わせるのもおすすめです。

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