今さら聞けないワインの話

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第16回
ドイツの夏のワイン?

フランクフルトには、アップルワイン博物館があったり、週末には、アップルワインやアップルジュースを片手に市内観光を楽しむことができるアップルワイン電車“Ebbeilwei-Expreas(エッベルヴァイーエクスプレス)”も走ったりします。
「エッベルヴァイ」とは、フランクフルトのなまりで、「アップルワイン(アプフェルヴァイン)」の意味です。たった6ユーロ(620円くらい)で、お酒を飲みながら観光までできるなんて、一石二鳥で得した気分になりますよね!
1970年代の電車を観光用に使用しているので、風情や歴史も感じられます。

8月になると、フランクフルトでは、市の観光局の主催で「国際アップルワインフェスティバル」が催されます。恐らく今年も、開催されることでしょう。
お天気の中で音楽を聴きながら、アップルワインを飲み続け、ドイツ料理を食し続け、皆でワイワイ楽しみ続ける…そんな幸せな夏のお祭りです。
残念ながら、私は今年もこの時季のドイツ行きのフライトとかぶらず、その場にいることはできないのですが、ご出張やご旅行で行く機会のある方は、ぜひ足を運んでください。
その地のその時季でしか味わえないイベントを体で感じることは、大事なことですよね!

日本にもアップルワインがいくつかありますが、日本独自の作り方をしており、それらはリンゴのワインにブランデーを加えているので、本場のアップルワインとは全く違いますし、アルコール度も違い、どちらかというとポートワインやリキュールのように感じます。
これらはそれなりにおいしいのですが、もし本場のアップルワインを召し上がりたいのであれば、100年以上の歴史を守り続けるアップルジュースで有名なポスマン社のアップルワインが良いと思います。
今ではインターネットのおかげで、現地から取り寄せることもできますし、アップルワインはブドウからできるワインと違って、かなりお求めやすい価格なのも魅力です。ぜひ一度、試してみてください!

さあ、これから夏本番を迎えます。
おいしいワインで、すてきなひとときをお過ごしください!

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