ソムリエのつぶやき

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第34回
ジャカルタでワイン?!

いつもはこんな具合なのですが、ある日、大好きな後輩と一緒に飛ぶ機会に恵まれました。弊社のCAの数を考えると、なかなか一緒に飛べることもないので、同期や仲の良い仲間と飛べるとかなり嬉しいのです。久しぶりの一緒の乗務に胸躍らせ、フライト自体かなり楽しんだのですが、ホテル到着後のお食事も最高に楽しみました。と、お酒が進んで行くうちに、「実は・・・」と結婚が決まったことを告白してくれたのです!ソムリエ資格を持っている彼女は、私同様、ワインが大好きなのを知っており、いつまでもビールでは・・・と思い、ジャカルタですが、もう一度申しますが、ジャカルタですが、バーでワインを頼むことにしました。お祝いですもの!本当はシャンパーニュを頼みたかったのですが、メニューになかったので、渋々、ワインにしました。・・・が、しかし、ワインのラインナップが・・・。

ジャカルタのホテルで頂いた
ロバートモンダヴィ

一番良くて、カリフォルニアのロバートモンダヴィ!あとは、あまり知らないチリ、アルゼンチンの子たちでした。もう、バーに入ってしまったからには仕方ない。ロバートモンダヴィ ウッドブリッジ ピノノワールをオーダーしました。コンディションは悪くなく、普通に美味しく戴き、2人で2本空けました。笑
インドネシアの通貨ってゼロが多くて今一すぐに計算できないのですが、実は、こちら、1本6千円ほど。アメリカのスーパーマーケットで購入したら12ドルくらいで購入できるワインなんです!お祝いだからぜーんぜん良いのですが、日本で・・・いや、アメリカで、このお値段出したら、どれだけ良いワインを開けてあげられたか・・・と思ってしまうのでした。もちろん、東南アジアにワインがきちんとしたコンディションであること自体、素晴らしいのです。・・・以前コラムに書いた、バンコクなんて、本当にひどいものでした。(まだご覧になってない方は、こちらをご覧下さい! 第11回 ワインを頼んだが・・・in バンコク)
こちらのホテルでは、きちんとサーヴもしてくれましたし、一応、グラスもありましたし。
とは言え、やはり、まだまだ、ジャカルタでのワインの需要は少ないようで、ここにあまり期待してはいけないのだと思い知らされました。

持ち込んだG.H.MUMM
(シャンパーニュ)

持ち込んだシャトーマルゴー
マルゴー2009

その後、仲良しの友人とジャカルタステイできた時は、ワインを持ち込み、お部屋飲みをして楽しんだのでした!私たちが持ち込んだワインたちは、ジャカルタにあるレストランで頂いたら、一体いくらになるのだろう・・・と笑いながら。

ジャカルタ便では、機内販売で、お酒が良く売れるのですが、入国時に少し税金を払ってでも、持ち込んだ方が、良いお酒にめぐり逢えるのを実感したのでした。ジャカルタに行かれる際は、好きなお酒を持ち込んでみてはいかがでしょうか?

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