第35回
ファーストクラスのシャンパーニュ
2015.06.16 [蓮實 真知]
ファーストクラスのシャンパーニュというと、どんなシャンパーニュが思い浮かびますか?
ラ プルミエール(エアフランスのファーストクラス)
航空会社各社、ファーストクラスのワインの選定には力を入れていまして、ワイン王国フランスの航空会社、エアフランスが昨年発表した「ラ・プルミエール」(エアフランスのファーストクラスの名称)では、2ヶ月ごとに、ワインリストが変わるだけでなく、ミシュランの星付きレストランのスターシェフたちの監修によるお料理とのマリアージュも楽しむことができます。しかも、そのリストは、機内でしか出逢えないくらい貴重なワインもリストアップされることもあるようです。我が社のマイルを貯めれば、こちらのファーストクラスにもご搭乗いただけますので、いつもと違う空間が楽しめることでしょう!
ファーストクラスで提供している「サロン」
我が社の国際線のファーストクラスの売りのひとつに、「サロン」が挙げられます。「サロン」の何が素晴らしいかと言うと、単一年の単一各付け畑(ル メニル シェール オジェ村のグランクリュ)、単一品種(シャルドネ)100%のみから作られ、通常のシャンパーニュ規定の3倍以上の年月、10年間の熟成を経て市場に出されるのです。しかも、毎年、作られるのではなく、ブドウと出来の悪い年はシャンパーニュを作らないという徹底ぶり。しかも、生産量を5万本と限定しているうえ、この100年間で、わずか40ヴィンテージのみという、まさに「幻のシャンパーニュ」と呼ぶにふさわしいシャンパーニュなのです。でも、そんな素晴らしいシャンパーニュ「サロン」が、なぜ、機内で味わえるかと言うと、担当者がサロン社に出向き、社長に長い年月をかけ、機内搭載をお願いし続けた結果、機内で実際にCAのサービスを見てくださり、この機内なら、安心してサーヴを任せられるとのことで、OKを出してくださったそうです。ですので、サーヴする時はそんな感謝の気持ちまでも、グラスに注ぐくらい「ありがとう♡」を込めています!
お食事は、予約の取りにくい「日本料理 龍吟」の山本征治シェフの和食と、お知り合いしか予約を取ることができない「SUGA LABO」の須賀洋介シェフの洋食とがお楽しみいただけます。ぜひ、「サロン」とのマリアージュを!
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