第39回
ミラノで出逢ったワインたち その3
2015.08.19 [蓮實 真知]
3階は、私が一番楽しみにしていたワイン売り場です!全てがイタリアワインで、日本に入っていないものも多くありましたので、見ているだけで、胸が高鳴りました。もちろん、お目当てのワイン『ガヤ』が見つかってからは、ただ、ただ、見るだけだったので、このフロアで費やした時間が一番長かったと思います。
中でも面白いと思ったワインは、『ゴルゴーナ』です(写真参照)。通常、エチケット(ラベル)は、ワインボトルに貼付けられていますが、このワインのエチケットは、黄色いシールが貼られているだけで、紙の部分は、貼り付けられていないのです。トスカーナ沖合にあるゴルゴーナ島で作られている超限定ボトルだそうですが、斬新で目に留まりました。なんと、このワイン、ゴルゴーナ島の刑務所で、社会復帰を目指す囚人たちが、社会福祉の一環として力を合わせて育て上げたブドウから造られているんだそう!エチケットのデザインにも驚きましたが、背景にも驚いた1本でした。背景まで知ると面白いですよね?!
このフロアのフードコートは、生ハムやピクルス、ピンチョスなど、前菜になるようなものがありましたので、3階で泡と前菜を楽しんで、2階に降り、メインとワインを、そして、1階で炭水化物を頂き、カフェで、エスプレッソでぐいっと締める・・・といった楽しみ方もありなのでは?と思いました。
こちらのピッツァリアで、2人で1枚のピザを頼んだところ、イタリアではあり得なかったサーヴにビックリ!なんと、あらかじめ、半分に切られて、お皿2枚に半分ずつが乗ってきたのです!シェアすることで、取り分けるプレートも提供しなければいけないことをおっくうがるイタリア人に、今まで、何度、嫌な顔をされたことでしょう。シェアして食べる日本人が多く訪れていることを感じた瞬間でした。また、イタリア人のサーヴの進化に感動したのでした。
それにしても、なんで、こんなに、海外のスーパーマーケットって楽しいのでしょう。どの国に行っても、スーパーマーケットで長居してしまい、あれも、これも・・・と欲しくなってしまいますが、例外なく、この時も、ワインだけでなく、調味料もお惣菜もお野菜も欲しくなりました。でも、ここならではの楽しみ方を発見しましたので、ミラノに行った際に、EATALYに行く機会がありましたら、ぜひ、フロアごとの楽しみ方をしてみてください!ワインもリーズナブルなので、きっと長居できることでしょう!笑
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