第48回
ロサンゼルスのワインショップは宝庫
2016.02.29 [蓮實 真知]
夏以外のステイは1泊しかできない、アメリカ西海岸。1月のロサンゼルスステイも、その1泊をいかに楽しく過ごすかにかかっているのは、良いワインに出逢えるかどうか、にもかかっています。私たちが宿泊しているのは、ロサンゼルス国際空港から、7kmほど離れたトーランス(Torrance)という都市なのですが、トーランスは日本の自動車メーカーのうち「米国トヨタ自動車販売」、「ホンダ・オブ・アメリカ」の2社が販売会社の本社を構えているので、比較的、日本人の方が多い場所です。ホテルの周辺に、日本食レストランも点在します。もちろん、アメリカらしいハンバーガーやステーキのお店もあります。
BevMo!の店内
その一角に、「BevMo!」というワインショップがあります。倉庫のような大箱に、とにかく、ワイン、ワイン、ワインが並ぶお店なのですが、これが、なかなか面白い!日本に入ってきているものもあれば、まだ未入荷のものもあります。両者を見るのが楽しくて、一度入店すると、長居をしてしまいます。主に、カリフォルニアのワインがメインなのですが、おなじみのワインは、日本での販売価格がなんとなくわかるので、比較して驚いてみたり、驚かなかったり・・。また、見たこともないエチケットを探すのも面白いのです。
ハイツ・セラーズ カベルネソービニヨン2011
先日は、同乗クルーと2人で物色しました。そこで見つけた「ハイツ・セラー」のワインたちが、なんと、日本での販売価格の半額くらいで売られていました。「ハイツ・セラー」は、1961年に設立され、伝説的なカベルネソービニヨンを、次々と世に産み出してきたワイナリーです。カリフォルニアにおける高品質ワインの創始者と言われていて、生産量が非常に少なく、少量ずつ、5年を費やしてリリースされるため、希少価値が高いことでも有名です。その後、玉川高島屋のワイン売り場で、ハイツ・セラーのカベルネソービニヨンを見たときは、ヴィンテージが違うこともありますが、3~6万円ほどで売られており、改めて、あのとき、ロサンゼルスで飲んでおいて良かったと思いました。
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