第49回
桜とワインのマリアージュ
2016.03.30 [蓮實 真知]
2月下旬から、3月にかけて、河津桜が満開を迎え、先日、八重桜やソメイヨシノも開花し、間もなく満開を迎えます。満開の桜に合わせて、グラスを傾けたいのは、やはり、ロゼワインです!ロゼワインについては、「今さら聞けないワインの話 第2回 ロゼワイン」でお話いたしました。サーモンピンクから、赤みの強いピンクまで、様々なピンク色(バラ色)がありますが、この時季から夏にかけて、ヨーロッパでは、たくさんの種類のロゼワインが店頭に並びます。近年、日本でも、お花見に合わせて、レストランなどで、ロゼワインやロゼシャンパーニュのプロモーションを多く見かけるようになりました。また、ヨーロッパほどではありませんが、日本で手に入るロゼワインの種類も増えたように思います。今回は、そんなお花見に最適な、ロゼワインについてお話しましょう!
【シレーニ セラーセレクション サクラ ソーヴィニヨンブラン ロゼ】
ニュージーランドのホークスベイで造られているロゼで、日本市場限定の辛口ロゼです。ソービニヨンブランに、ほんのりとピノノワールを混ぜることで、この淡いピンク色が出来上がります。シレーニ エステートは、日本におけるニュージーランドワインのシェアが一位のワイナリーですので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。「サクラ」というネーミングの通り、エチケットには、桜の絵が描かれています。スティルワインのロゼで、和食にも合うので、こちらは、かなり重宝です。
【ドネリ サクラ フリッツァンテ ディ ツィレージオ】
フリッツァンテとは、微発泡性ワインということです。こちらは、イタリアの中北部、エミリア ロマーニャ州で造られるワインです。「サクラ」とネーミングについていますが、こちらは、スペルが違い、「SACRA」と描かれています。イタリア語で「聖なる」という意味のこのワイン。春だけ限定で、こちらのパッセージで売り出されます。味わいは、ほんのり甘口で、4%とアルコール度数が低いので、お酒があまり得意でない方にも召し上がって頂けます。
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