ソムリエのつぶやき

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第15回
プチワイン講座 in クアラルンプール

さかのぼること、2013年の12月24日。この日は、皆さんにとったら、誰と過ごそうかとか、どこで過ごそうかとか、1年のうちでも、考える日になるのではないでしょうか? いくつか前のコラムに「年越し」についても書きましたが、私たちの仕事上、有給休暇の申請を出さない限り、どこで過ごすかは、スケジュールが出るまで、全くわからないのが現状です。
昨年のクリスマスイヴ、私たちは、常夏のクアラルンプールで過ごしました。東南アジアでクリスマスなんて、似合いませんし、もちろん期待もしていません。クアラルンプール国際空港から、約40分、私たちのステイしているホテルがあります。しかし、その日は、どうも様子がおかしく、到着したのは、いつものエントランスではありませんでした。通されたのは、初めて見る、ラウンジのような素敵なスペースで、いつもより高級感があり、何と言っても嬉しかったのは、大きなクリスマスツリーが出迎えてくれたこと! なんと、このとき、通常宿泊している棟が、リノベーションをしていたため、いつもは足を運ぶことの無かった同じ敷地内のグレードの高い棟に通されたのでした。しかも、その1階には初めて見るフレンチレストランが!今まで4年ほど、このホテルに泊っていますが、気付かなかった・・・。

まさかのクアラルンプールでのフレンチ!しかも仲の良いグループメンバーと!そしてグレードアップされたお部屋!それらは全て、サンタクロースからの贈り物だったのかもしれません。そして、そのフレンチレストランのクオリティの高さに驚きました。きちんとワインセラーでワインが管理され、メニューの内容もお味も、かなり良いのです。
それまで、クアラルンプールでの、お疲れさまの乾杯は、必ず「ビール」だったのですが、この時から「ワイン」に変わりました!私にとっては、かなり嬉しいことです。
その後も、クアラルンプールにステイ時は、そのフレンチレストランに行き、先日は、スタッフの方に「顔を覚えてるよ!」とまで言われるほど。

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