第5回
~オーガニックライフで明るく健やかな社会を~ 知ること・伝えることの大切さ
2014.04.14 [佐藤舞]
日本の農家は高齢化が進み、約6割を占めるのが65歳以上です。捨てられていく農地は後を絶えません。その結果が、先進国の中でも極めて低い、食料自給率40%という現状です。輸入がストップすれば60%の国民が飢えることになります。
いかに、日本の農業が危険な現状であるという事実を認識しないといけません。
化学農業で作る安価な農作物を買うことは、農地汚染を引き起こすことに繋がるのです。私たち消費者は環境問題に関心を寄せ、自分たちの健康をはじめ、環境保全に繋がるという意識を持って、食材を選択しないといけません。
今ではまだまだオーガニック食品は割高ではありますが、そこには地球への恩恵と環境保全、そして私たちの健康への付加価値があるということを思い起こしていただきたいです。
日々のお買物の際には、製品を手に取り、生産方法、生産国など表示をよく見直してみましょう。ポストハーベストたっぷりな安価な製品、保管を楽にするだけの保存料や着色料、香料の使用製品はなるべく避けたいですね。
美味しくて、作っている人も買う人も嬉しい、環境にも優しい製品を使いませんか?
本物を選べば、健康的な持続可能な社会を私たちは作り上げていくことが出来るのです。
それには、正しい知識を知ること、問題と向き合い、考えそして行動を起こすことが大切です。
オーガニックを取組まれている生産者と実際に直接会ってお話しを聞くのもとてもいいですね。青山で毎週末開催されているファーマーズマーケットに足を運んでみるのもお勧めです。オーガニックの青果からパン、雑貨までたくさんの人で賑わう屋外マーケットです。
生産者の想いを直接聞くと、製品の見方が変わってきますね。
ファーマーズマーケットのHP:http://farmersmarkets.jp/news/
日々の中で少しずつオーガニックを知り、多くの人たちと思いを共有していくことは楽しいものです。
是非、明るくて健やかなオーガニックライフを一緒に送っていきましょう!!
ひとりひとりの力がやがて大きな力となることを願っております。
(参照)NPO法人オーガニック協会
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