第17回
時代に奪われた「虚栄心」
2013.04.23 [星野 正紀]
昔は「見栄を張る」ことで経済を潤沢に回していたようにも思えます。
モノの所有において、虚栄心を持つことができなくなった今は、モノの本質に喜びを求める時代です。作り手はもっと良いモノを提供していかなくてはいけません。
人は虚栄心が無くなっても他人からは羨ましがられる生活を望みます。それは、「モノの自慢」に替わる「生きていく中での体験の自慢」です。
人生での体験はどれも貴重です。他人が羨ましがる体験を手に入れる。それは何でしょう?もし、その体験に道具が必要ならモノづくり人は考えなければいけません。
~「どのような体験」を望むか、それには「どのような道具(モノ)」が必要か ~
2つを探し出すことが必要で、次にカタチを作り出すことがクリエイターの仕事です。
コメント