第11回
「花」に関する風水
2012.03.27 [田中 道明]
生きた花々から、良いエネルギーを感じる季節になりました。
植物の芽が出るときや花が咲くとき、素晴らしい成長のエネルギーが生まれるので、風水が育まれた時代の中国の宮廷では、つぼみの状態の植物をいつも全国からたくさん集めていたそうです。
このように通常、花は快適なエネルギーを運ぶものですし、リビングに飾ると、さわやかで新鮮な「陽」のエネルギーを家庭にもたらします。
しかし、同時にいくつか守った方が良いガイドラインがあります。それを知らないと、風水が悪いエネルギーの源になってしまうことがあります。
ピークを過ぎた花
しおれた花や腐った花より悪いものはありません。ですから、生花がしぼみ始めたら、すぐに捨ててください。
ドライフラワー
同じ理由で、私はいつもドライフラワーを家に飾るのを反対します。ドライフラワーを飾るくらいなら、造花を飾ることを勧めます。
ドライフラワーは「陰」と「死」のエネルギーをつくりだします。死んだり、腐りかけたりしているものはすべて、下向きの「陰」のエネルギーをたくさんつくるという風水の基本を忘れないでください。
寝室の生花
花は、リビングやダイニング、また玄関に飾るには適していますが、寝室に飾るのはNGです。花だけでなく、他の植物も同様です。
花と植物は「陽」のエネルギーをつくるので、「陰」のエネルギーが必要な睡眠にはふさわしくなく、寝室を必要以上に「陽」にしてしまうから花はNGなのです。
病室の花
寝室に花はNGですが、病室は別です。生花の強い「陽」のエネルギーは、病気を回復させるのにふさわしいエネルギーなのでOKです。病人のいる寝室に、花は非常に適しています。
花を贈る
花を贈るということは吉であると考えられています。花が素晴らしい陽のエネルギーを先方にもたらすからです。大切な人には花を贈りましょう。
サボテン
サボテンは、オフィスや家の中に置かない方がいいです。サボテンの花がどんなにきれいでも、鋭いトゲがつくる悪いエネルギーは、美しさで補えるものではありません。
トゲだらけのサボテンを家やオフィスの窓辺や棚の上に置くと、小さなトゲが長い時間をかけて、病気、不幸、損失を生み出します。
どうしてもサボテンが好きな人は、外に置きましょう。トゲが家の見張りや保護者の役割を果たすことになり、家やオフィスに入ろうとする邪気に対抗してくれます。
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