第29回
東京証券取引所の風水から景気を読む
2013.05.28 [田中 道明]
アベノミクス、アベノミクス、アベノミクスと、私たちは毎日毎日この言葉を目にし、耳にし、実際に株価も上がり続け、本屋に行ってもアベノミクスの本がたくさんあるので、株価が上昇している理由のすべてがアベノミクスなのだと錯覚しがちです。
ここに並べた3つのグラフは左から順に、ロンドン(FTSE100)、ニューヨーク(ダウ)、東京(日経平均)の、ここ約一年間の株価の変動を表したものです。
見ると、株価が上がっているのは日本だけでなく、3都市とも右肩上がりで、世界の株価が同じように上がっていることがわかります。
これがすべてアベノミクスの成果なら、それは素晴らしいことですが、実際にはもっと大きな力である太陽や月や星、つまり風水の影響と考え方がむしろ自然かもしれません。
それにしても東京市場の上げ幅はロンドンやニューヨークと比べても大きく、アベノミクスの恩恵を大きく受けていることがわかりますが、何かほかにも理由がありそうです。
私たちがニュースで見る「株価」とは、日経平均株価と呼ばれる、東京証券取引所に上場している株式の中の225銘柄の平均価格のことです。
すると、この価格が決まる場所、つまり東京証券取引所の風水の良しあしは、株価に直接的な影響を与えているはずです。
実際に現地で風水を観察してみたところ、アベノミクスを後押しする明るい材料が見えてきました。
■「成功の星」が正面玄関に
グーグルマップより引用
正面玄関は、メインとなる15階建ての建物の北にあたる場所にあります。
ドアは北(約20度)に向いています。
2013年のフライングスター風水チャートを見ると北は「1」と書いてあり、1は勝利や成功をあらわす幸運の数字です。それがビルの気の入口である正面玄関にあるので、今年の日経平均株価がほかの市場に比べて上げ幅が大きいと考えられます(フライングスター風水のチャートについては、第23回のコラムをご覧ください)。
昨年を振り返ると、ここには「病」をあらわす不運の星があり、経済的な損失の暗示していました。
玄関の前には池があり、水の性質を持つ幸運である「1」、そして同じく水の性質の方位である「北」の力を強めているので、幸運の力がさらにアップした状態で建物に入っていくのです。
少し惜しいことは、節電のためなのか、噴水のスイッチがオフになっていることです。もしこの噴水が動いていたら、水の「陽」の力がさらに強くなるので、成功の力はもっと強くなっていたことでしょう。
しかし池は立派で、水もきれいなので、噴水がオフでも良い力をもたらしているはずです。
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