第30回
鏡と風水
2013.06.25 [田中 道明]
■空間に奥行きを与える
鏡の飾り方に迷ったら、空間の奥行きを広げるように飾ると良いです。奥まった場所に大きな鏡があると、広くてものがたくさんあるように見えるので、繁栄の気がつくられます。
床から天井まであるフルサイズの高さの鏡は、空間に広がりを作り出し、最高です。
同じように、玄関ホールを鏡で広く見せるのも幸運の風水です。
ただし、鏡が玄関のドアの正面にあって、まっすぐドアを映し出してしまうと、玄関から入る気を跳ね返してしまうのでNGです。ドアの真正面には鏡を飾らないでください。
ドアの側面の壁に鏡を飾り、広さを演出すると、良い飾り方になります。物理的な広さは変わらなくても、視覚的な広さが生まれるので、幸運の気が倍増するのです。狭い場所を広く見せるために鏡を使うのは、効果的な風水です。
家の外に川やきれいな花といった幸運のあらわす景色がある場合、絵画のようにインテリアの一部として鏡に映せば幸運が倍増します。この場合も、玄関と同じく窓の真正面でなく、側面にかけてください。
■欠点を鏡で補う
天井の低い部分(梁=はり)や、目立つ場所にある柱を鏡で覆うのは効果的です。柱や梁(はり)は構造的に不運の原因となる殺気を作り出しますが、それを鏡で視覚的に覆ってしまえばいいのです。
■寝室に鏡はNG
これは風水で最もタブーとされていることです。
リリアン・トゥーは、夫婦の寝室に鏡があると「寝室にもう1人いる」という意味になってしまうので、浮気や離婚などにつながると教えてくれました。
また、古くからの言い伝えには、深夜に寝姿が鏡に映ると魂が抜き取られる危険性があるというものがあります。ですので、くれぐれも寝室には鏡を置かないでください。
テレビのスクリーンも鏡だと考えてください。もし寝室に動かせない鏡がある場合は、寝るときに布でカバーするようにしてください。
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