第31回
ベランダに植物を置くメリット
2013.07.23 [田中 道明]
リリアン・トゥーの家を初めて訪れたとき、私は美しく大きな庭に圧倒されました。
日本庭園のような繊細な芸術性はありませんが、とにかく草木が元気で、光の部分が多く、明るい陽の気に満ちていました。
もちろん龍や鳳凰(ほうおう)、花の色や池の位置など、非常に細かい風水の工夫も凝らしてありました。
それを見たとき、日本でこのようにするのは無理だなとがっかりしたのですが、せっかく教わったのだから少しでも取り入れてみようと、私は当時住んでいたマンションのベランダを工夫しました。
近所の花屋さんに相談し、プランターに木を植えました。エアコンの室外機があり、リリアン邸の庭とは程遠いながらも、風水の力を補うベランダ風水は可能です。
最近のタワーマンションでは、ベランダに物が一切置けない場合も多く、管理規約をクリアするために、ベランダに飾った植木の安定性を証明する書類を管理組合に出して承認を得た人もいます。
「そこまでする?」という声が聞こえてきそうですね。
はい。それだけ価値があります、ベランダ風水は。
陽の気を育てる
ベランダ風水の基本は「ベランダで陽の気を育て、それを家の中に広げる」と考えてください。迷ったらこの基本に戻るのです。そうすればベランダが幸運を引き寄せます。
ベランダに生き生きした植物があると、陽のエネルギーが生まれるので、家の中も自然とパワーアップします。
何も無いベランダ
先ほどのタワーマンションのように、ベランダに物を置いてはいけないきまりがある場合、特別に許可をとってでも木を植えた方がいいです。
詰め込みはNG
ベランダに植物を飾る場合、詰め込みはNGです。適度な余裕が必要です。
狭苦しい場所で良質なエネルギーがつくられることはほとんどありません。
空間の余裕を意識しましょう。
元気な植物だけを
ベランダの植物はいつも青々と元気な状態に保ってください。
土も徐々に養分が細ってきますから、定期的な手入れが必要です。
私は近所の花屋さんに時々来てもらい、状態を見てもらっています。木によって水のやり方や日当たりの度合いなどが違うので、専門家に聞くのが無難です。
- 2013.07.23
- 2013.06.25
- 2013.05.28
- 2013.04.23
- 2013.03.26
コメント