第7回
コマ博士とマグサイサイ賞
2012.10.02 [功能 聡子]
そして、SRI農法の普及活動に参加した農家の中からリーダーを選出。農民組合が結成されました。
コマ博士は、組合のリーダー育成にも力を注ぎました。リーダーシップ研修も、教え込むのではなく考えさせるスタイル。
アンコールワットでの農民組合リーダー研修
(中央ブルーのシャツがコマ博士)
はじめて農民組合の全国大会が開かれたときのこと。カンボジアのシンボル、アンコールワット遺跡に集まった農民リーダーたちに、コマ博士は偉大なアンコールワットを建設した当時のリーダーを想像するように促しました。どのようなビジョンでアンコールワットを建設したのか、どのような苦労があったか、どのようにして壁を乗り越えたのか。
農民リーダーたちは、アンコールワットの建設当時に思いを馳せながら、自らの農民組合リーダーとしての役割についても思いを巡らし、語り合っていました。コマ博士に教わったこと、それは人間の可能性を信じて行動することでした。
ARUNは、コマ博士が掲げるビジョン、小規模農家の生活の向上と協働型の社会の建設に共感し、彼が率いる社会的企業サハクレア・セダックに投資しています。今回のコマ博士のマグサイサイ賞受賞を私たちも心から喜び、敬意を表します。
なお、来たる10月6日・7日、東京・虎の門にて開催する「ソーシャルインベストメント国際シンポジウム」では、カンボジア人の起業家による講演も予定しています。コマ博士も来日予定です。皆様、ぜひご参加ください。
詳細やお申込みについては、下記をご覧ください。
http://www.arunllc.com/2012/07/25/international-symposium-2012/
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